トリチウム濃度「検出できる下限を下回る」2回目の海域モニタリング結果を環境省が公表 “処理水放出”
環境省は、福島第一原発の処理水放出を受けた、2回目の海域モニタリングの結果を公表し、今回もトリチウムの濃度などが検出できる下限を下回っていたと発表しました。
先月24日に開始された東京電力福島第一原発の処理水放出を受け、環境省は翌25日から海域モニタリングを行っています。
2回目の調査となる今回は、放出口からおよそ400メートルから50キロの距離にある福島県沖の11地点で8月30日に海水を採取し、トリチウム濃度を分析しました。
9月1日に公表された結果は、いずれも1リットルあたり7~8ベクレルの検出下限値を下回っていたということです。
また、このうち3地点の海水については、セシウム137などのγ線核種の濃度についても分析されましたが、こちらもすべて検出下限値を下回っていたということです。