広島高裁「伊方原発3号機」再稼働を認める
愛媛県の「伊方原発3号機」の運転差し止めを命じた去年の広島高裁の仮処分について、広島高裁は一転、再稼働を認める決定を出しました。
広島高裁が運転差し止めとしていた「伊方原発3号機」の再稼働を認める決定を示したのは、18日午後2時でした。
去年1月、広島高裁は「四国電力などによる原発周辺の断層の調査が不十分な上」「阿蘇山の噴火想定も小さすぎる」として、山口県の住民3人からの運転差し止めの申し立てを認めていました。
一方、四国電力は、決定を不服として、これの取り消しを求めていました。
広島高裁は「調査について見解が分かれている」と指摘した上で、「直ちに住民の生命が侵害される危険があると推認することは相当ではない」として、仮処分の決定を取り消しました。