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大火砕流「定点」を災害遺構に 雲仙普賢岳

2021年3月22日 13:47
大火砕流「定点」を災害遺構に 雲仙普賢岳

長崎県の雲仙・普賢岳の大火砕流から30年となるのを前に、報道機関の取材拠点だった「定点」が災害遺構として整備されました。

30年前、報道機関の取材拠点となっていた島原市北上木場町の「定点」。これまで手つかずの状態でしたが、災害遺構として地元の住民が中心となり整備されました。

1991年6月3日、雲仙・普賢岳の大火砕流では、この「定点」周辺にいた報道関係者や消防団員など43人の死者・行方不明者を出しました。

災害遺構には火砕流に巻き込まれた後、土や火山灰に埋もれた状態で放置されたままとなっていた取材車両1台と報道機関がチャーターしたタクシー2台を掘り起こして展示。モニュメントと記念碑も設置されています。

一般公開は6月3日以降に予定されています。

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