日本地図で見る…30年以内の震度6弱以上
今年に入り、東北で震度6強や震度5強の揺れを立て続けに観測するなど、強い地震が相次いでいます。地震調査委員会は、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに襲われる確率を示した地図を公表しました。
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先月、夜遅くに東北地方を襲った最大震度6強の非常に激しい揺れ。強い揺れは、先週土曜日(3月20日)にも。
地震が相次ぐ中、専門家が集まる政府の地震調査委員会が公表したのは、「今後30年以内に震度6弱以上の揺れに襲われる確率」を色別に示した日本地図。最も高い確率を示すのは赤紫色で、これらの地域では、今後30年以内に26%以上の高い確率で、震度6弱以上の揺れに見舞われることを示しています。
今後、南海トラフ巨大地震が懸念されている四国から東海にかけてや、首都直下地震が心配される首都圏、さらに、千島海溝沿いの巨大地震が懸念される北海道の南東部で、特に確率が高い赤紫色の地域が多くなっています。
地震調査委員会・委員長の東大・平田直名誉教授は──
平田直名誉教授「日本列島どこでも強い揺れに見舞われる可能性があることをみていただきたい」
地図は防災科学技術研究所のホームページで、自宅や職場の住所からも検索することができ、地震調査委員会は、改めて地震への備えを再確認するよう呼びかけています。