15日、青森・弘前市で収穫間近のリンゴ、約700個が盗まれていたことがわかりました。被害にあったリンゴ農家の81歳の女性に話しを聞きました。

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被害にあった農家・木村光子さん（81）
「イライラする。本当にどうして持っていくんだろうと思えば、腹が立つ」

怒りをあらわにするのは、青森・弘前市でリンゴ農家を営む木村光子さん、81歳です。15日午前8時ごろ、畑に収穫に来たところ、異変に気づきました。

被害にあった農家・木村光子さん（81）
「（畑に）行ったら、あれ？いつの間にここのリンゴ、もいだんだっけって」

一部の木からリンゴがもぎ取られていたのです。盗まれたのは、収穫間近の主力品種「サンふじ」です。数えてみると、その数は約700個。被害額は10万5000円ほどに上るということです。

被害にあった農家・木村光子さん（81）
「あづましい（出来のいい）リンゴだったんだよ、あそこのリンゴは。だから嫌になっちゃう」

14日夕方、木村さんが帰った時には、リンゴ畑に異変はなかったといいます。14日午後4時から15日午前6時ごろまでの間に、何者かが忍び込み犯行に及んだとみられています。

被害にあった農家・木村光子さん（81）
「持っていった人はおもしろく持っていったかもしれないけど、 私は悲しい。1年間、一生懸命作ったリンゴを持っていかれたと思えば、気持ちもイライラしちゃう」

木村さんは、警察に被害届を提出しました。警察によると、青森県内では今シーズン、リンゴの盗難被害はすでに4件に上っているということです。