用水路に落ちた女性を発見 家族で連携救助
警察署で行われた感謝状の贈呈式。感謝状を受け取ったのは、新潟県胎内市に住む教員の中村拓夢さんとその家族です。
拓夢さんは先月9日の夜、用水路に落ちて動けなくなっていた70代の女性を発見。兄や家族とともに救助活動を行ったといいます。当時の状況について、兄・将志さんは…。
中村将志さん「弟と祖母が来て、向こうの方から声がすると。なんか声が聞こえてるなと思って照らしたら、この1段目の広いスペースのところで、おばあさんがもたれかかってる状態ですね。コンクリートの方に」
額から血を流した女性の姿があったといいます。低体温症の疑いもあったため、拓夢さんは家に戻り両親に伝え、父親が119番通報。将志さんは消防が到着するまで現場で女性を励まし続け、毛布で女性の体を温めるなどしていたといいます。
中村将志さん「大丈夫かというふうに声をかけたんですけど、助けてと。あとはもう寒いしかおばあちゃんも言ってなかったので」
女性はその後、病院に搬送されましたが、命に別条はありませんでした。
中村拓夢さん「家の近くだった、また家族も全員帰ってきてたということで、自分1人じゃなくて、家族に声かけながら役割決めて行動できたので、よかったかなと思います」