侍従長退任の小田野氏、5年間を振り返る
天皇皇后両陛下を支えてきた侍従長が退任し、会見で「代替わりに仕えることができたのは、身に余る光栄だった」と振り返りました。
小田野展丈氏(73)「やはりお代替わりという歴史的な出来事に東宮大夫として、また侍従長としてお仕えすることができたことは、身に余る光栄なことであったと思います」
4月1日付で侍従長を退任した小田野展丈氏が会見し、皇太子ご夫妻時代から天皇皇后両陛下を支えてきたおよそ5年間を振り返りました。印象に残ったこととして、2019年に行われた代替わりの儀式をあげ、「この陛下を全力でお支えしようと改めて思いを致した」とし、「その時に感じた感激は、一生残ると思う」と語りました。
一方、新しい侍従長には、元国連大使の別所浩郎氏が就任しました。別所氏は会見で、座右の銘は「信なくんば立たず」であると述べ、「力の及ぶ限り、誠心誠意尽くしてまいりたい」と抱負を語りました。