新型コロナウイルスの感染が急拡大している大阪、兵庫、宮城の３府県では、５日から緊急事態宣言に準じた措置がとれる「まん延防止等重点措置」が全国で初めて適用されました。

まん延防止措置の対象地域となった大阪市内では５日から１か月間、大阪府知事が、飲食店に午後８時までの時短営業や飛沫を防ぐアクリル板の設置などを要請しています。

大阪・梅田にあるこちらの飲食店でも５日朝、開店前に客へのお知らせを掲示するなどの対応に追われました。店側は、マスクを着用していない客の入店を拒否したり退店させたりすることができ、マスク会食の徹底が求められます。

大阪屋・長瀬雄一郎社長「お客さんとのトラブルが１番怖い。言い方も難しい。守ってくれれば良いが、何度も何度も注意できないと思う」

大阪府・吉村知事「時短営業に応じていただけない店は感染対策もあまりとられていない店が多いと聞いている。時短に応じない店に対しては命令の対象にしていく」

行政からの要請やその後の命令にも応じない店には、２０万円以下の過料を科すことができ、大阪府と市は５日から、市内にあるおよそ４万店舗の飲食店を見回り、調査します。