小池都知事「まん延防止」要請を準備
新型コロナウイルスの感染状況の悪化を受け、東京都の小池知事は、政府に対して、まん延防止等重点措置を要請する準備に入ることを明らかにしました。
小池知事「国に対してもですね、いわゆるまん延防止等重点措置、この要請に向けた準備に入る、その段階だというふうに考えております」
小池知事は、都内で感染者が増加していることや、関西で広がる変異株への懸念を示し、「関西での変異株の猛威を横目で見ているわけにはいかず、人の移動によって東京でも増えてくる」と危機感を示しました。その上で、「感染者の増加速度が速く、東京と大阪で緊急事態宣言の解除に3週間のタイムラグがあることを考慮しても、判断すべき段階にある」と述べ、政府にまん延防止等重点措置を要請する準備に入ると明言しました。
都の関係者によりますと、重点措置を適用する対象地域は、23区と多摩地域とする方向で調整していて、島しょ部については専門家の意見を聞いて慎重に判断します。
都は8日の分析会議で正式に決定する考えです。