専門家「変異株などで急拡大も」と危機感
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が延長されている東京都は、最新の感染状況を分析する会議を開き、専門家からは、「今後、変異株などによって感染が急拡大する可能性がある」との危機感が示されました。
東京都医師会・猪口正孝副会長「今後、変異株などにより急激に感染の再拡大が起こる可能性があります。一部の繁華街などでは、1月8日の宣言発出直後よりもヒトの流れが増加しており、感染の急拡大が危惧される」
東京都内では、11日までの7日間の感染者数の平均が273.1人となり、先週と比べて101.5%と増加に転じています。
都によりますと、都内ではこれまでに24件の変異株が確認されていて、専門家は、「病床など体制確保のための戦略を早急に検討する必要がある」と指摘しました。
また、繁華街や感染拡大が続く地域で働く人や一般の人などを対象に、唾液によるPCR検査を行うよう提案し、小池知事は「しっかりと受け止める」とこたえました。