“秋葉原17人殺傷”加藤智大死刑囚の死刑執行 古川法相「社会にも大きな衝撃を与えた誠に痛ましい事件…慎重な上に慎重な検討を加えた」
法務省は26日、2008年に東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件の加藤智大死刑囚の死刑を執行しました。法務省前から中継です。
休日の秋葉原で突然、7人が殺害されるなどし、社会に衝撃を与えた事件から14年。加藤智大死刑囚の死刑が26日、執行されました。
古川法相「極めて重大な結果を発生させ、社会にも大きな衝撃を与えた誠に痛ましい事件です。慎重な上に慎重な検討を加えた上で、死刑の執行を命令した次第です」
死刑が執行された加藤死刑囚は、2008年6月、東京・秋葉原の歩行者天国にトラックで突っ込み、次々と歩行者をナイフで刺し、7人を殺害し、10人に重軽傷を負わせたなどとして死刑が確定していました。
加藤死刑囚は、一審、二審で死刑判決を受け、弁護側は「犯行当時、責任能力がなかった疑いがある」として上告していましたが、2015年、最高裁も責任能力を認めた上で、「動機、経緯に酌量の余地は見いだせない」として上告を退け、死刑が確定していました。
死刑の執行は去年12月以来で、古川法相のもとでは2度目となります。