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橋本会長 現時点で、選手の優先接種を否定

2021年4月9日 16:27

東京オリンピック・パラリンピックの日本代表選手に、新型コロナウイルスのワクチンを優先接種できるよう検討しているとの報道について、組織委員会の橋本会長は「現時点で、全くそういう話になっていない」と否定しました。

政府などが、日本代表選手にワクチンを優先接種できるよう検討しているとの報道について、組織委員会の橋本会長は、9日の定例会見で「東京大会はワクチンを前提としないという考え方は、いまも全く変わっていない」「現時点で、全くそういう話にはなっていない」と強調しました。

そのうえでIOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長が、「安心安全を考えたときに、できるかぎり多くの海外選手がワクチン接種をしていた方がのぞましい」と発言していたことふまえ、橋本会長は「今後、IOC・IPC(=国際パラリンピック委員会)の考え方は、注視していかなければいけない」と述べました。

一方、丸川担当大臣も「全く検討していないので、こういう報道が大変不思議」としたうえで、「現時点でももちろんだが、これから先も、具体的な検討を行う予定はない」と否定しています。