“父や祖父の想い”に感慨…天皇陛下「晩さん会」でお言葉
国賓としてイギリスを訪問中の天皇陛下の、晩さん会でのスピーチをご紹介します。
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陛下は、第2次世界大戦で戦火を交えた両国の歴史を踏まえた上で、「苦難のときを経た後に、私の祖父や父が天皇としてこの地を訪れた際の想いがいかばかりであったかと感慨深く思います」と述べられました。
上皇さまがイギリスを訪れたのは、戦後53年たった1998年でしたが、そのとき上皇さまは「戦争により人々の受けた傷を思う時、深い心の痛みを覚えます」と述べられています。天皇陛下は今回のスピーチで、このときの父、上皇さまのお言葉や祖父の昭和天皇に思いをはせられました。