津堅島“対象外”16歳未満への接種行う
15日、新型コロナウイルスワクチンの住民への一斉接種が行われた沖縄県うるま市の津堅島で、国が接種の対象としていない16歳未満への接種が行われたことがわかりました。
小規模離島として、ワクチンの住民への一斉接種が認められた津堅島では、15日、高齢者施設の入所者や職員と、一般住民あわせて142人に1回目のワクチンが接種されましたが、その中に、15歳の少女も、少なくとも1人含まれていました。
うるま市は、少女が今年度中に16歳となるので、接種対象にした、と説明していますが、厚生労働省は、ワクチンの接種対象者を「接種する日に16歳以上の人」と決めています。ファイザーは、16歳以上を対象に臨床試験を行ったため、日本や世界各国でも、現在、接種の対象を16歳以上と定めています。
その後、ファイザーは12歳から15歳についても臨床試験を行い、有効性と安全性が確認されたと3月31日に発表しましたが、接種の対象年齢はまだ変更されておらず、現在も、16歳以上となっています。なお、高齢者優先接種の対象は、「今年度中に65歳以上になる人」となっています。