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無駄のない食品備蓄「ローリングストック」

2021年4月15日 21:22
無駄のない食品備蓄「ローリングストック」

今年2021年は、東日本大震災から10年。熊本地震からも5年がたちました。地震をはじめとして豪雨や台風など、毎年のように大規模な自然災害が発生しており、いざというときのために、非常食を備蓄されている方も多いのではないでしょうか。

しかし、この非常食はカンパンやアルファ米など普段の生活で消費することのない、専用の食品が多く、購入してみたものの、いつのまにか賞味期限が過ぎてしまったり、定期的な入れ替えのため、まとめて消費しなくてはならなかったりと、すこし手間がかかるモノでもあります。

そんな手間を楽にする、非常食の備蓄方法「ローリングストック」について「newsevery.」お天気コーナーでおなじみの気象予報士で防災士でもある木原さんに教えてもらいました。

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木原さん「“ローリングストック”とは、普段食べている食材やお米、乾麺といった主食、また保存期間が長めの加工食品などを少し多めに買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておくという考え方です。このローリングストックを取り入れることによって、『非常食の賞味期限が過ぎてた!』などのうっかりを防ぐことができるうえに、災害時にも普段食べなれた、好きな味の食品でメニューを組み立てることが出来て、不安な気持ちを解消する効果も期待できます。しかも高価な非常食に頼らずに経済的に備蓄が出来ます」

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つまり、食品ロスを防ぎつつ、突然の自然災害にも役立たせることができるのです。政府は災害発生時に備えて、最低でも3日分、できれば1週間分程度の食品を家庭で備蓄しておくことが重要としています。

「1週間分の非常食を備蓄する」と聞くとハードルが高そうですが、非常食だけに捉われず、冷蔵庫の中や台所まわりに食料品を多めにストックしておけば、1週間分の備蓄もそう難しくないでしょう。自然災害はいつでも起こりうることです。手間をかけない備蓄法、「ローリングストック」で防災意識を高めましょう。