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能登半島地震から3か月 地震活動低下も強い揺れ・津波伴う地震がおきる可能性 引き続き注意を

2024年4月1日 15:26
能登半島地震から3か月 地震活動低下も強い揺れ・津波伴う地震がおきる可能性 引き続き注意を

今年1月1日に発生した最大震度7を観測した能登半島地震から3か月です。

気象庁によりますと、能登地方などを震源とする震度1以上の地震は1月1日以降、今月1日午前8時までに1772回発生しています。

大地震発生からしばらくの間、多くの地震が発生していましたが2月28日以降は1日あたりの発生回数が一桁となり、震度1以上の揺れが1回も観測されない日もありました。

ただ、政府の地震調査委員会は、大地震発生当初に比べて地震活動は低下してきているものの、依然として活発な状態が続いているとみています。

また、2016年の熊本地震や2018年の北海道胆振東部地震では、最大の地震発生から数か月経過し、地震の発生数が緩やかに減少している中で大規模な地震が発生しています。

これまでの地震活動や地殻変動の状況をふまえると、能登地方とその周辺では、今後も、強い揺れや津波をともなう地震が発生する可能性があるということです。

気象庁の青木重樹地震津波対策企画官は、能登地方では地震発生回数が減少してきているものの、震度5弱以上の地震がおきるおそれが決して低くなったわけではないとして、今後も強い揺れと津波への備えを続けてほしいと呼びかけています。