地震後初の水揚げ 富山湾のシロエビ漁きょう解禁
富山湾に春の訪れを告げるシロエビの漁が、1日解禁されました。射水市の新湊漁港では能登半島地震の被害からの復旧が続く中、初水揚げに活気づきました。
新湊漁港では、沖合で漁を行った漁船4隻からシロエビが水揚げされました。
シロエビは、淡いピンク色に輝く様子から「富山湾の宝石」とも呼ばれます。
新湊漁協によりますと、初日の1日の水揚げは421キロで、去年の初日の2割ほどにとどまり、去年より高値で取引されました。
新湊漁業協同組合・松本隆司理事(52)
「震災とかいろいろなことがあって、この漁を再開できるのか、かなり不安があった。これからのシロエビ漁に、特に今年は期待したい」
地震発生から1日で3か月、新湊漁港には、段差やひび割れが残っています。
富山湾のシロエビ漁は、夏ごろにピークを迎え、11月末まで続きます。