症状悪化も…搬送先なく救急車“2日”待機
大阪市で今週、新型コロナウイルスに感染した70代の女性の搬送先が見つからず、救急車の中で丸2日近く、待機していたことがわかりました。
関係者によりますと、大阪市消防局は19日夕方、自宅療養中に症状が悪化した女性を病院に搬送しようとしましたが、複数の病院から「余裕がない」などと断られました。
救急隊員は救急車の中で夜通し酸素投与などの対応にあたりましたが、搬送先が決まったのは通報を受けてから丸2日近く経った後でした。大阪市では、搬送に1日以上かかるケースが今週だけでも複数件確認されています。
大阪府は、入院先が決まるまで救急搬送された患者を受け入れる「待機ステーション」の運用を22日に開始し、応急対応するとしています。