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印の変異株「注目すべき変異株」に位置づけ

2021年4月27日 1:22

インドで確認されている新型コロナウイルスの変異株について、国立感染症研究所は、「注目すべき変異株」に位置づけ実態把握を進めると発表しました。

国立感染症研究所によりますと、インドで確認されている変異株を今月20日に国内の感染者で初めて確認し、この他、空港検疫でも20人から検出されたということです。

この変異株は、アメリカ・カリフォルニア州などで確認されている「L452R」と、ワクチンへの影響などが不明な「E484Q」の変異があり、インドの他、アメリカ、イギリス、シンガポールなどでも確認されているということです。

国立感染症研究所は、この変異株について、感染性やワクチンの効果、重症化しやすいかなどが判明していないため、「注目すべき変異株」に位置づけ実態把握を進めていくとしています。

インドでは、感染者数が急増していますが、感染研は、「この変異株が影響したかは明らかではなく、インド国内のイベントなどによる人流の増加も影響している可能性がある」としています。