緊急事態下GW始まる 交通の混雑見られず
コロナ禍での2度目のゴールデンウイークが29日から始まり、全国的に雨となっています。緊急事態宣言に伴って外出や移動の自粛が求められ、駅や空港はコロナ前の2019年ほどの混雑は見られません。
JR各社によりますと東海道新幹線の「のぞみ」自由席の乗車率は下りで20パーセントから60パーセントで去年より増えているということです。また、大型連休中の指定席の予約状況は、新型コロナ流行前の2019年と比べるとJR東海でおよそ2割、JR東日本でも2割程度にとどまっています。
愛知に帰省「親父が急きょ、ちょっと入院することになっちゃって、帰らざるを得なかったので」
岡山県に出張「緊急事態宣言自体も必要なことではあるかなと思いますけど、一方で仕事でやむを得ないのは仕方ないかなと」
一方、羽田空港では旅行カバンを持った利用客の姿が見られました。
北海道に帰省「(生後)4か月なので初めて(祖父母に)会う」「(実家からは)しっかり対策して来てくださいと。来ても大丈夫ですよと言っていただいたので」
北海道に帰省「下の子が生まれたんですけど生まれてから一度も親に会えてないので、ちょっと今のタイミングしかないかなという感じです」
航空各社によりますと、ゴールデンウイーク期間の国内線の予約数は全日空、日本航空ともに2019年と比べ4割程度にとどまっています。
ANAエアポートサービス・久沢弘太郎 旅客サービス部長「(今月)23日に25日から緊急事態宣言に入るという報道がされましたが、それ以降大体約1割くらいお客様の予約が減っている状況です」
また、高速道路では特に目立った渋滞は見られません。NEXCO東日本など高速道路各社では、感染拡大防止のため29日から来月9日までの土日祝日について一部の道路をのぞき、普通車などの休日割引を適用しないことを決めています。