鉄道利用者に手荷物検査可へ 省令改正方針
国土交通省が、鉄道利用者に手荷物検査を行えるよう省令を改正する方針を固めたことがわかりました。東京オリンピック開催前の7月1日施行を目指すということです。
現在、鉄道への危険物の持ち込みは法律で禁止されていますが、東京オリンピック・パラリンピックの開催を前によりテロ対策への強化が求められる中、国交省が、利用客に対し鉄道会社が手荷物検査を行えるよう省令改正を行う方針を固めたことがわかりました。
ただし、全ての乗客に実施することは混雑や運行の妨げにつながるため、危険物を探知する装置や危険物探知犬の巡回などで不審者を絞り込んだ上で手荷物検査を行うことを想定しているということです。また主要なターミナル駅や新幹線の駅などに限定した運用も検討しています。
省令改正は6月1日に公布し、東京オリンピック開催前の7月1日の施行を予定しています。