ワクチンについて、変異ウイルスにも９割を超える人への効果が期待できるという発表がありました。一方で、ワクチンの集団接種に関連した、意外なあるものも注目されています。

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ワクチンについて新たな発表が。

横浜市立大学・山中竹春教授「どの株に対しても９割を超える人が中和抗体陽性となりました」

会見を行ったのは、横浜市立大学の研究チーム。ファイザー製のワクチンを２回接種した人を対象にした研究で、従来型は９９パーセント、イギリス型は９４パーセント、インド型で９７パーセントに、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」が産生されたといいます。

つまり、変異ウイルスにも９割を超える人への効果が期待できるというのです。感染の拡大抑止にも期待が高まるワクチン。そして、午後５時前には。

中山防衛副大臣「自衛隊大規模接種センターは、５月２４日から３か月にわたって運営」

２４日に開設される東京と大阪の大規模接種センター。対象は６５歳以上で、予約は専用のウェブサイトとＬＩＮＥで、今月１７日から行うことなどが決まりました。ただ、電話での予約は受け付けません。

スムーズに進めば１日あたり東京会場では最大１万人、大阪会場では最大５０００人の接種が可能だとの見通しを示しました。

接種への準備も進んでいます。東京都看護協会が今月から始めた「潜在看護師」向けのセミナー。これまでに子育てなどで仕事から離れた看護師など、３５０人以上が参加したといいます。参加した人は。

約１０年前に准看護師の経験　主婦（５０代）「この接種ならできると思って参加しようと思いました。やっと役に立てると思いました」

ワクチンの接種準備が進む一方で、集団接種に関連した、意外なあるものも注目されています。都内のはんこ会社でつくっているのは。

はんこ屋吉報堂・小嶋茂男社長「こちらはワクチン接種に伴う予診票用のゴム印になります」

接種の際に使われる予診票用のはんこ。実施場所や医療機関のコードを記すことができ、手書きの手間や間違いを減らすことにつなげてほしいといいます。

小嶋茂男社長「手書きで書くことによって間違いとかミスとかがでてくる。はんこですとぽんっと押して完結してしまうので」

さらに、経過観察の時間や、接種回数を示せるはんこも販売していて、５０ほどの病院やクリニックから注文が入っているということです。

大阪市にある会社ではこんなものまで発売。工場でつくられていた布に書かれているのは接種会場の文字。

ポップ企画・藤田道昌社長「接種会場がどこにあるとか、少しでも来場される方に安心して頂けるものができないかと」

実はこれ、集団接種の会場を案内するための、のぼりです。先月末から販売していて、すでに複数の自治体から問い合わせがきているということです。