五輪中の渋滞時に使用 「救急艇」お披露目
東京オリンピック・パラリンピックの大会期間中、渋滞などで陸上での救急搬送が困難となった場合に使用される「救急艇」が、26日、報道陣に披露されました。
26日午後、東京・江東区で披露されたのは、東京大会で有明や豊洲などのベイエリアから、救急患者を搬送する民間の救急艇です。
このエリアでは、14の競技会場が集中していることから、大会期間中、激しい渋滞などが発生するおそれがあり、陸上での救急搬送が難しい場合、東京消防庁の要請を受け、この救急艇が出動するということです。
救急車で搬送中の患者を、有明や青海の客船ターミナルで乗せた後、医師と救急救命士が同乗した救急艇が海上を移動し、「昭和大学江東豊洲病院」に搬送します。大会後の運航についても、検討されているということです。