ワクチン接種加速 受けた人“おみやげ”も
今ワクチンの接種を加速させる取り組みが注目されています。接種を終えた人たちに、入浴剤などのおみやげを配布する自治体や、ワクチンに関する無料相談を来週から始めようとする薬局など、動きが広がっています。
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27日、埼玉県の大野知事が視察したのは、県が運営するワクチン接種センターで行われた集団接種のリハーサル。
埼玉県・大野知事「2メートル以上あけることって書いてあるけどこれだけなの?」
来月1日から行われる本番を前に、問題点などを指摘しながら一連の手順を確認しました。このセンターは、ワクチン接種を迅速に進めようと、市町村で行われる集団接種とは別に設置されたもの。
埼玉県・大野知事「一日も早く、この接種を推進するという思いで、やっていただきたいと思っています」
感染収束に期待されているワクチン。高齢者を対象としたワクチン接種が本格的に進む中、ユニークな取り組みで接種を加速させようとする自治体も。
24日から高齢者への集団接種が始まった東京・千代田区。ワクチン接種を終えた人に何かを渡す様子が。何をもらったのか聞いてみると─。
ワクチン接種を受けた人「入浴剤をいただきました。まさかおみやげがつくとは」
なんと、おみやげとして入浴剤などを配布していたのです。
千代田区保健福祉部長・歌川さとみさん「高齢者の方にはできるだけワクチンを打っていただきたい。そんな中、区内の企業から、高齢者の方に、受けた方に帰りにおみやげを差し上げるのはどうかとお申し出があった」
千代田区では、今後も高齢者へ配布する予定だといいます。
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埼玉県内の薬局では、ワクチン接種がスムーズに行えるよう、来月からワクチンに関する無料相談を行うといいます。その中には予診票に関する相談も。
くすりみらい・田辺飛雄馬代表「今の病気、今飲んでいる薬、予診票には血をサラサラにする薬という項目がありますけど、一体それがどれに当たるのか」
その記入方法について今も相談があるといいます。
くすりみらい・田辺飛雄馬代表「予診票が正しくつくられているということは、当日、大規模会場の医師もしくは看護師に、正しい情報が伝わる」