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ワクチン注射 歯科医師が「カモ肉」で練習

2021年5月27日 23:47
ワクチン注射 歯科医師が「カモ肉」で練習

4日目となる東京の大規模接種センターには、雨が降る中、27日も続々と人が。

一緒に受けに来た70歳の夫婦。娘と孫の三世代で同居しているそうで。

夫婦(70歳)
「(娘が)『お母さんたちが接種できたらちょっと安心』と」

接種を終えると―。

夫婦(70歳)
「ほっとしました」
「孫にうつしたくないから、ワクチンの効果を期待している」

    ◇◇◇

接種を加速させようと“打ち手”として立ち上がった人も。神奈川県・海老名市の会場で打ち手を務める石渡さん。実は、この道35年の「歯科医師」です。

筋肉注射の経験がなかった石渡さん。先週受けた市の医師会による研修では、“カモ肉”に注射して練習。人の筋肉に針を刺す感覚をつかむためだといいます。

そして、27日。

歯科医師・石渡靖夫さん
「(Q:実際打ってみてどう?)一瞬緊張しますよね。本格的に始まる時はマンパワーが、一番大切になってくるので、歯科医師会は十分貢献できるのではないか」

    ◇◇◇

接種を加速させるため東京・千代田区ではある“ユニークな工夫”が。接種を終えると―。

職員
「入浴剤かポカリスエットをお渡ししているんですけど、どちらがよろしいですか?」

接種を受けた女性
「入浴剤」

“おみやげ”をプレゼント。

千代田区 保健福祉部長
「どうしたらみなさんに積極的に打っていただけるかを考えて、そんな中で区内の企業から高齢者の方に、(接種を)受けた方に帰りにおみやげを差し上げるのはどうかと(申し出があった)」

    ◇◇◇

急がれるワクチン接種。

東京の大規模接種センターで、来月から、神奈川、千葉、埼玉に住む65歳以上の人へのワクチン接種が始まりますが、防衛省は
予約枠に余裕があることから当初の予定を前倒しし、28日から予約を受け付けると発表しました。

さらに、厚生労働省は6月末までに少なくとも1億回分のワクチンを確保できる見通しがたったとして接種に必要な「クーポン券」を16歳から64歳の人にも6月中旬に発送するよう自治体に求めました。

27日放送『news zero』より。