「不起訴は不当」 世耕弘成議員の自民党の派閥パーティー券めぐる事件での処分めぐり 検察審査会に申し立て
自民党の派閥のパーティー券をめぐり、不起訴処分となった世耕弘成参議院議員について、刑事告発した大学教授が、不起訴処分は不当だとして、検察審査会に審査申立書を送ったことがわかりました。
世耕弘成議員(自民党を離党)は、2022年までの5年間で、安倍派側から受け取ったパーティー券収入のキックバックを、自身の政治団体の収入として記載せず、収支報告書にウソの記載をした政治資金規正法違反などで刑事告発をされ、東京地検特捜部は、今月2日、いずれも「嫌疑不十分」で不起訴処分としました。
また、世耕議員の政治団体の会計責任者を「起訴猶予」、事務担当者は「嫌疑不十分」で、いずれも不起訴処分としました。
これらの処分について、刑事告発した大学教授が15日、不起訴処分は不当だとして、検察審査会に審査申立書を郵送したということです。
今後、申し立てが受理されれば、検察審査会が、不起訴が妥当だったか、審査することになります。