女性同士カップルの子供“親子関係を”提訴
性同一性障害で法律上の性別を男性から変更した女性が、凍結していた精子を使ってパートナーの女性との間にもうけた子供2人について、法的な親子関係を認めるよう国に訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは、都内の40代と30代の女性同士のカップルと2歳と0歳の子供の4人です。40代の女性は、性同一性障害のため、出生時は男性だった法律上の性別を女性に変更していて、凍結していた自分の精子を使って、パートナーの30代女性との間に子供2人をもうけていました。
法律上、子供たちと親子関係があるのは30代女性のみで、血縁関係があるにもかかわらず、国が親子関係を認めないのは違法だとして、4人は提訴に踏み切りました。
性別を女性に変更した原告(40代)「残念な気持ちでおりまして、母として認知していただけると一番うれしい。かなわないということであれば父でもかまわない」
原告側は、家族と認められないことで病院での手続きなど生活に不具合が生じると主張しています。