バスケットボールＮＢＡ、トロント・ラプターズと本契約を結んだ渡邊雄太選手（２６）が日本時間２１日、会見を行い「結果が出ず苦しんだ時期もあった中で、目に見える結果として何かを得られるというのはすごくありがたいし、自分のモチベーションになる」と喜びを語りました。

２０１４年にアメリカの大学へ進学した渡邊選手。２０１８年からは一定期間ＮＢＡに出場できる契約を結び、限られた出場機会の中、世界最高峰の舞台で力をつけてきました。

「こっちに来てからずっとアメリカ人に勝つためには、彼らよりいい選手になるためには、どうしなければいけないかを考えて日々努力して、それでもうまくいかない時はたくさんあったが、節目節目で努力して良かったと思える瞬間がいつもあったので、今後も続けていかなければいけない」と、日本勢３人目の本契約に慢心することなく、さらなる飛躍を誓いました。

さらに記者から、バスケットボールをやっている子供たちへのメッセージを求められた渡邊選手は、「僕だったり（八村）塁だったりがＮＢＡでやることで、よりＮＢＡを身近に感じてもらって『自分たちも努力をし続ければできるんだ』と感じてもらえるだけですごく大きな一歩だと思う。少しでも子供たちの影響力になれればとずっと思っているので、モチベーションになってくれればうれしい」と、自身に続く日本出身ＮＢＡプレーヤーの誕生に期待を込めました。

写真：ＮＢＡＥ／Ｔｏｒｏｎｔｏ　Ｒａｐｔｏｒｓ