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ロシアにだ捕 漁船が帰港「家に帰りたい」

2021年6月11日 12:08
ロシアにだ捕 漁船が帰港「家に帰りたい」

ロシア側にだ捕・連行されていた稚内の沖合底びき網漁船が11日朝、2週間ぶりに稚内港に戻りました。乗組員は報道陣の問いかけに対し、「早く家に帰りたい」と話しました。

11日午前6時、稚内機船漁協所属の沖合底びき網漁船「第172榮寳丸」が2週間ぶりに稚内港に戻りました。榮寳丸は先月28日、宗谷岬の東の海域で操業中、ロシア側にだ捕・連行されました。

サハリン州の国境警備局は「ロシアの排他的経済水域で不法に操業していた」などと主張。榮寳丸側が日本円にしておよそ900万円の罰金を納付したということです。罰金を払ったことについて漁協側は、「乗組員の早期解放のため」と話しています。

「体調は大丈夫ですか?」
「まず家に帰りたいです」

乗組員は新型コロナウイルスのPCR検査などをうけたあと、午前11時すぎに船を下りました。