北海道・稚内漁船連行 ロシア側が映像公開
北海道の稚内機船漁協所属の漁船が、宗谷岬沖で操業中にサハリン州に連行された問題で、ロシア側が撮影した映像が入ってきました。
連行されたのは稚内機船漁協所属の「第172栄寶丸」です。ロシア側の映像にはロシア側係官の姿と乗組員の姿が映っています。
海上保安庁によりますと「第172栄寶丸」は28日午前、宗谷岬沖でロシア国境警備隊から停船を求められたあと連行されました。
所属する漁協では、「日本の排他的経済水域でスケソウダラやホッケなどの漁をしていた」としていますが、ロシア当局は「ロシアの水域で漁業活動をし、停船命令に従わずに逃走した」と発表し、食い違っています。