台湾列車脱線 事故瞬間のドラレコ映像公開
台湾で50人が死亡した特急列車の脱線事故で、列車に設置されたカメラが撮影した事故の瞬間の映像が公開されました。
列車のドライブレコーダーの映像です。カーブを抜けたところで線路上に工事車両が見え、直後に衝突。トンネルの壁に激突しました。
この映像は、事故原因を調査する「運輸安全調査委員会」が6日、公開しました。レコーダーでは工事車両が見えてから衝突までは3秒ほど。列車は緊急ブレーキをかけましたが間に合わなかったことが分かります。
捜査当局はサイドブレーキがかかっていない工事車両が線路に滑り落ちたとみていますが、調査委員会によると車両が線路に落下してから列車の衝突まではわずか1分あまりでした。
工事車両について運転手は「サイドブレーキをかけた」と話していて今後、事故の原因究明が進められます。