台湾で特急列車が脱線し、５１人が死亡した事故で、亡くなった乗客の遺族が初めて事故現場を訪れました。

台湾東部で特急列車が脱線した事故現場には３日午後、遺族が初めて訪れました。亡くなった家族の名前を呼ぶなど、突然の別れに動揺を隠せない様子でした。

事故では乗客ら５１人が死亡しましたが、損傷が激しい遺体もあり、当局はＤＮＡ鑑定などをして身元の特定を急いでいます。

警察当局は、列車が衝突した工事車両の運転手を拘束し、事情を聞いていましたが、地元メディアによると、裁判所が保釈を認める決定をしたということです。一部メディアは、運転手が記者の問いかけに「ごめんなさい」と話したと伝えています。

蔡英文総統は３日朝、事故の負傷者を見舞うため病院を訪問。事故原因を徹底的に究明するよう関係機関に指示を出しています。