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冷凍庫不具合 ワクチン約6400回分廃棄

2021年6月14日 5:35

神奈川県川崎市は、新型コロナウイルスのワクチンについて、冷凍庫の不具合で、およそ6400回分を廃棄したと発表しました。

川崎市によりますと、廃棄された新型コロナウイルスのワクチンは、高齢者施設などで巡回接種のために使用する予定だった6396回分です。

13日、市の職員が冷凍庫から警報音が鳴っていることに気づき、冷凍庫の温度管理を確認したところ、11日から温度が上昇しはじめ12日には9℃を記録していたということです。

その後、冷凍庫の温度は下がりましたが、ワクチンが一度解凍されたとみられ、その後再び凍結したことから、市はワクチンの廃棄を決めたということです。

ワクチンはファイザー社製で、マイナス90℃からマイナス60℃で保管する必要があるものでした。

すでに確保している別のワクチンがあるため、接種のスケジュールに影響はないということです。

この冷凍庫は、急に温度が上昇する可能性があることから、メーカーが12日から回収を呼びかけていた製品でした。