冷凍庫不具合 ワクチン約6400回分廃棄
神奈川県川崎市は、新型コロナウイルスのワクチンについて、冷凍庫の不具合で、およそ6400回分を廃棄したと発表しました。
川崎市によりますと、廃棄された新型コロナウイルスのワクチンは、高齢者施設などで巡回接種のために使用する予定だった6396回分です。
13日、市の職員が冷凍庫から警報音が鳴っていることに気づき、冷凍庫の温度管理を確認したところ、11日から温度が上昇しはじめ12日には9℃を記録していたということです。
その後、冷凍庫の温度は下がりましたが、ワクチンが一度解凍されたとみられ、その後再び凍結したことから、市はワクチンの廃棄を決めたということです。
ワクチンはファイザー社製で、マイナス90℃からマイナス60℃で保管する必要があるものでした。
すでに確保している別のワクチンがあるため、接種のスケジュールに影響はないということです。
この冷凍庫は、急に温度が上昇する可能性があることから、メーカーが12日から回収を呼びかけていた製品でした。