6日午前0時すぎ、福井・坂井市。次々と網から引き上げられていた大量のカニは、冬の味覚の王者である“ズワイガニ”です。

福井県では、6日午前0時に越前ガニ漁が解禁になりました。あふれるほどの量に期待が持てる中、夕方に初セリが行われました。中でもひときわ輝いていたのが、希少性が高い最高級ブランド「極（きわみ）」に認定された重さ2.2キロのカニです。

ついた値段はなんと、310万円！　これは、過去最高の値だといいます。このカニを手に入れたのは、去年に引き続き福井県内にある居酒屋です。ただ今年の値は、去年とは比べものにならないといいます。

居酒屋わらび　中村敏明社長
「去年は80万でした。今年が310万円でした。（セリが）10秒ほどあったんですけど、その間、10秒の間がとても長く感じましたね。安いというところまではいきませんけど、じゅうぶんそれに見合うカニじゃないのかなと思っています」

このカニは、7日夜に早速、客に提供するということです。

ズワイガニ漁は来年3月20日まで行われます。