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公職選挙法違反 克行被告に懲役3年の判決

2021年6月18日 20:19

公職選挙法違反の罪に問われていた元法相の河井克行被告に対し、東京地裁が懲役3年の実刑判決を言い渡しました。

河井克行被告は、妻の案里元議員が初当選した2019年の参議院選挙をめぐり、広島県の地元議員らに現金を渡して買収したなどとして、公職選挙法違反の罪に問われています。

弁護側はこれまで、執行猶予付きの判決を求めていましたが、東京地裁は「同種の選挙買収の事案の中でも、際立って重い部類に属する事案」などと指摘し克行被告に懲役3年、追徴金130万円の実刑判決を言い渡しました。

東京地裁は、克行被告が行った現金提供の規模について、広島県全域にわたり、100人にあわせておよそ2870万円を渡したと認定し、「極めて大規模な選挙買収」「現金の受け取りを拒む者に対して、無理やり受け取らせるなど、悪質なものも少なくない」としました。

また、克行被告側が大半の現金の提供について、選挙買収が主な目的ではなかったと主張していた点については、「案里元議員の当選を得たいという目的が克行被告にあったことは紛れもない事実であり、厳しい非難が向けられることに変わりはない」と述べました。克行被告は実刑判決が告げられた際、微動だにせず、裁判長の言葉を聞いていました。

その後、およそ1時間続いた判決の言い渡しが終わると、傍聴席と弁護側に向かって深く一礼しました。閉廷後、克行被告の弁護側は、「事実認定、量刑ともに承服できない」として即日、控訴しました。また、弁護側は保釈請求も行いましたが、東京地裁はこれに対し保釈を認めない決定をしました。

逮捕からちょうど1年の18日、克行被告は実刑判決を受け再び東京拘置所に収監されました。

【公判を追う】河井夫妻・選挙違反事件克行被告公判(6月18日)