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職場・大学で「ワクチン」 接種後は…?

2021年6月22日 9:13
職場・大学で「ワクチン」 接種後は…?

職場や大学での新型コロナウイルスワクチンの接種が21日、本格的に始まりました。駅員や保育士、大学生らに接種後の副反応の有無など体調の変化を聞きました。医師や看護師が24時間対応する無料の相談窓口も開設されました。

■接種後「相談」医師ら24時間対応

新型コロナウイルスワクチン接種後の不安や副反応などの相談に対応する窓口を、夜間や休日に患者の自宅で救急往診を行う「ファストドクター」が開設しました。医師・看護師らが交代で24時間無料で相談を受け、症状によっては薬の処方も行います。

21日夜、都内で窓口の様子を取材しました。

「夕方ごろから熱が38度弱くらい出ていて…」と、この日ワクチン接種を受けたという女性から早速、相談が来ていました。

パソコンの画面越しに女性が「買い物とか、水とか買いに行っても大丈夫?」と質問すると、医師は「大丈夫ですよ。一般的な感染対策をして行っていただければ。一般的な副反応であれば、自然に症状が落ち着いていくことがほとんどなので」と答えました。

医師は取材に、「副反応はいつ起こるか分からないものですので、サポートになればという風に考えております」と話しました。


■勤務後に医療機関へ…体調は

21日から、職場や大学でのワクチン接種が本格的に始まりました。

企業の託児所に勤める保育士は接種後、業務に当たりました。保育士は「左(腕)に接種したので、左はあまり使わないように」と気を付けていました。接種した腕が、わずかに重く感じられましたが、体調は良好といいます。

東急電鉄の駅員の深田岳大さん(30)は勤務を終え、「これよりワクチン接種へ行ってまいります」と告げて、駅の真上にある医療機関へ移動しました。

接種の際、「しびれないですか?」と聞かれた深田さんは「大丈夫です」と答えました。

深田さんが勤める東急グループは駅員のほか、介護士や学童保育のスタッフなど、客と接する機会の多い職種から接種を進めています。

接種から約6時間たった午後6時すぎ、深田さんに様子を聞くと「特には(体調の変化は)何もなかったです。明日はお休みいただいていますが、あさって以降がちょっと心配ではありますね」と言いました。


■大学生「感染対策は今まで通り」

慶応大学でも21日から接種が始まりました。

4年生
「大学が(ワクチン接種を)やってくれたのはありがたいなと。卒業前なので、みんなで集まって授業受けたいなって(思います)」

2年生の佐藤幸乃さん(20)は「やっぱり副反応が不安な部分あります」と接種前に話していましたが、終わると「全然痛くなかったです。大丈夫でした」と笑顔を見せました。

この夜、改めて様子を聞きました。

佐藤さん
「動かす、少し上げたりすると(腕が)痛みます。リスクが減るというのは、だいぶうれしい。自分が打ったらそれでいい、というわけではなくて、感染対策というのは今までと変わらず続けていく必要があるんじゃないかと(思います)」

(6月21日『news zero』より)