ワクチン接種割引 昭和な雰囲気の温泉でも
埼玉県の温泉施設では、ワクチン接種の証明書を見せると、県外の人でも入館料が安くなるワクチン接種割りが行われています。感染者が増加傾向の中、23日で開幕まで1か月となる東京オリンピックでは、会場での酒の販売をめぐり調整が続いています。
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埼玉県ときがわ町にある昭和の雰囲気が感じられる温泉施設。こちらで今行われているのは、ワクチン接種の証明書を見せると県外の人でも入館料が200円安くなるワクチン接種割りです。
利用者「10円でも20円でも安くなるならもってきます」
玉川温泉・新井志野支配人「ワクチン接種が広まって、少しでも安心材料として外に出るきっかけになればいいなと思う」
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21日夜。東京・渋谷の焼き肉店では。
渋谷焼肉ZABUTON・スタッフ「(Q 何を作っていますか?)緑茶ハイとヨーグルト酒のロックを作っています」
緊急事態宣言から、「まん延防止措置」に移行し、およそ2か月ぶりに、酒の提供を再開しました。
スタッフ「また少しずつお客さんの笑顔というのは戻ってくるのかなとは思っていますけど」
酒が提供できるようになると、早速、電話での問い合わせが増えたといます。しかし。
渋谷焼肉ZABUTON・中島安浩店長「3人だとお酒は提供できないので。(3人だと)お酒は提供できないと言ったら『また今度』となりました」
1グループ2人以下などの条件を伝えると、予約にはつながらないといいます。酒の提供自粛解除初日に来店したのは2組。午後8時前には、閉店しました。
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飲食店などが苦しい状況が続く中、現在調整が行われているのが東京オリンピック・パラリンピックでの会場での酒類の販売。
スポンサーなどとの契約で、売店で酒類の販売が行われることになっていましたが、組織委員会は販売時間帯に制限を設けるなど一部禁止する方向で調整しています。
具体的には、東京都が飲食店に要請している酒類の提供時間と同じ、午前11時から午後7時までか、さらに厳しい制限を設けることを想定しているということです。
ただ、酒の販売を一部認める方針にこの人からは。
自民党・二階幹事長「都民の皆さんにも注意を喚起するという意味では、アルコール禁止ぐらいはしっかりしておくことは大事だと思います」