精神障害で労災認定コロナ含め最多608人
仕事のストレスのため「うつ病」などの精神障害を発症し、昨年度に労災と認定されたケースは、新型コロナウイルス関連も含め608人と過去最多となりました。
厚生労働省が公表した昨年度の過労などによる労災補償状況によりますと、うつ病などの精神障害を発症したとして労災認定となったのは608人で、過去最多となりました。
このうち新型コロナウイルス関連では、感染したことで嫌がらせを受けるなどし精神障害を発症したとして、7人が労災と認定されました。
一方、脳・心臓疾患による労災請求件数は前年度より152人減っていて、厚労省は、新型コロナウイルスの影響によるテレワークなどで、総労働時間が減ったことが一因と考えられるとしています。