厚労省 モデルナなどワクチン承認あす判断
ファイザーに続く新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門家部会は、国内での製造販売を承認してよいか、20日、判断します。
厚労省の部会は20日夜、アメリカのモデルナと、イギリスのアストラゼネカのワクチンの安全性や、有効性を審議します。承認して差し支えないと判断されれば、厚生労働大臣が正式に特例承認します。
日本政府は、この2社と、あわせて1億7000万回分の供給を受けることで契約していて、モデルナのワクチンは、東京と大阪の大規模接種での使用を見込んでいます。モデルナのワクチンは、発症予防効果が94.1%で、イギリス型の変異ウイルスにもこれまで同様、有効との実験結果が発表されています。
一方、アストラゼネカのワクチンは、発症予防効果が70.4%などとされ、接種後、血小板が減り、血栓ができる例がイギリスでは、100万人あたり4人報告され、日本で承認される場合も、接種対象を制限するか、別の部会で検討されます。