×

五輪ボラユニホーム フリマサイトに出品

2021年6月28日 20:57
五輪ボラユニホーム フリマサイトに出品

東京五輪のボランティアスタッフに配布されているユニホームなどが、フリマサイトに出品されていることがわかりました。大会組織委員会は取材に対し「目的外に使用することは極めて遺憾」として、ユニホームなどを出品したり譲渡しないよう呼びかけています。

■ボランティア用ユニホーム 99万円で販売も

フリマサイトの「メルカリ」と「ラクマ」で販売されていたのは、東京オリンピック・パラリンピックのボランティアスタッフ用に組織委員会が配布したユニホーム。

「メルカリ」上では、ユニホーム1枚が4万1000円、そして「ラクマ」上ではユニホームなどが99万9999円という高値で販売されていました。

■すでに売却されたユニホームも

そして、現在もユニホームを販売しているユーザーの取引履歴を確認すると、すでに1枚1万2000円で売却した記録も残っています。さらに、ユニホーム以外にも、ボランティアに配布されたとみられるノートなど非売品のグッズが、フリマサイト上で出品されています。

■参加規約違反で、ボランティアの登録取り消しも

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会は、こうした販売について、「そういった方が一部いることは把握している」とした上で、「組織委がボランティアに提供するユニホームなどの物品は、インターネットオークション等での販売、第三者への譲渡をしないよう、大会ボランティア参加規約で定めている」と話しています。

また、参加規約を守らない場合は、大会ボランティアへの登録・参加を断ったり、取り消す場合もあるとした上で、ボランティア活動のために渡している物品を目的外に使用することは極めて遺憾。ボランティア参加規約の再周知や研修の呼びかけをしてまいりますとコメントしています。