市からワクチン不足の知らせ…「全員落胆」
2日夜、渋谷区では、夜間のワクチン接種で、およそ500人が接種を受けました。新型コロナウイルスワクチン接種を進めようと、工夫が続く中、京都市の病院には、市からワクチン不足の知らせが…。
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「ちょっとチクっとします」
2日夜、渋谷区では、渋谷区とアプリ運用会社が協力して始めた、夜間のワクチン接種が行われ、およそ500人が接種を受けました。実は、社員や渋谷区民だけでなく─。
ワクチン接種に来た世田谷区民(20代)
「(住んでいるのは)世田谷です」
ワクチン接種に来た杉並区民(30代)
「杉並区なんですけど、そこから来ました」
渋谷区で働く人や買い物客なども予約をした上で、接種することができるといいます。
ワクチン接種に来た世田谷区民(20代)
「今までゆかりのある会社ではなかったので、非常にありがたい」
ワクチン接種に来た千葉・市川市民(50代)
「高齢の父と同居もしてますし、唯一都心まで出勤してるのでほっとしています」
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接種を進めようと、工夫が続く中─。
河野ワクチン担当相
「今確認ができていない会場について、7月中に接種を始めるのは、非常に難しい状況になっております」
河野ワクチン担当相は、現在承認の連絡がきていない企業や大学については、8月の1週目から順次、ワクチンを配送する予定だと明らかにしました。申請されたおよそ5200会場のうち、半数ほどがまだ承認されていないということです。
さらに、自治体へは─。
河野ワクチン担当相
「(自治体については)供給量が、希望量の3分の1でございますので、希望量の配送というのはできません」
その影響は、京都市の病院にも─。
堀川病院HPより
「新規の予約申し込みは停止いたします。一日も早く接種いただけるよう取り組んで参りました矢先の、突然の通達で大変困惑しております」
理由は、市から届いた、ワクチン不足の知らせだといいます。
ワクチン予約を一時停止した堀川病院・山田事務長
「『ワクチン接種のスピードが国の供給速度を大きく上回っている中で、不足する状況に至りました』と」
これまでは週に420回分受け取っていましたが、来週からは、120回分に減らされることになりました。そのため、予約していた人にもキャンセルをお願いしているといいます。
ワクチン予約を一時停止した堀川病院・山田事務長
「(キャンセル対象が)270名おられまして、昨日、今日で全員の電話連絡を行っている」
「(Q予約されていた方の反応は?)全員落胆されています。『市長と相談せい』みたいなことを言っておられる方もいるし、『納得いかない』という方も、もちろんおられますし。見通しがたてば、キャンセルした人の怒りも半減すると思う」
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ワクチンをめぐっては、1都3県の知事は今後のワクチンの配分計画に懸念があるとして、感染リスクの高い地域に重点的に配分することなどを国に対し共同で要望しています。
大阪府・吉村知事
「できるだけ早く供給していくことが、国家的に必要ではないか」
大阪の吉村知事も河野ワクチン担当相や菅総理に面会し、感染が広がりやすい地域に集中的に供給するよう求めました。
7月2日放送『news zero』より。