日立造船の子会社2社、エンジンの燃費に関するデータ改ざん
日立造船の子会社で船舶用のエンジンなどを手がける「日立造船マリンエンジン」と「アイメックス」が、エンジンの燃費に関するデータを改ざんしていたことがわかりました。
船舶用のエンジンを巡っては、ことし4月に「IHI原動機」が燃費に関するデータを改ざんしていたことが判明していて、国土交通省は事業者に対して規則順守の徹底などを求めていました。
日立造船によりますと、これを受け子会社の「日立造船マリンエンジン」と「アイメックス」で社内調査を行ったところ、1999年以降に出荷したエンジン1364台で、データの改ざんが明らかになったということです。
データを許容値の範囲内におさめるためや、ばらつきを抑えるためだったと説明しています。
国交省は不正の経緯や事実関係の確認を進め、結果を踏まえて厳正に対処するとしています。
また、国内の船舶用エンジンメーカーに対して不正の有無について調査を実施し、9月末めどに報告するよう、求めています。