空港検疫3人からBA.2系統の新たな変異株見つかる 国立感染症研究所
空港検疫で感染が確認された3人からオミクロン株BA.2系統の新たな変異株が見つかったと、国立感染症研究所が発表しました。
新たに見つかった変異株は、オミクロン株のBA.2系統から派生した「BA.2.3.2」系統の1つで、先月下旬、日本に入国した3人の検体から確認されたということです。
いずれもベトナムへの渡航歴があるものの、3人の関係性はないということです。
「BA.2.3.2」は、世界で2318件見つかっており、このうちベトナムで618件、日本でも、今月5日時点で555件確認されていますが、今回見つかった3例は、スパイクタンパク質などに更に変異があり、ワクチンの効果から逃れることや再感染しやすい可能性があるということです。
この変異は、世界でも他に報告がないことから、国立感染症研究所は、「現時点で、十分評価できない」として、「今後、国内外での感染者数や重症者数の推移を注視する必要がある」と説明しています。