神奈川県で女性だけで結成した狩猟団体の代表だった女が、県の猟友会の口座から現金を横領したとして逮捕されました。

警察によりますと、高野恵理子容疑者は2023年、当時会計業務を務めていた神奈川県猟友会南足柄支部の口座から現金およそ51万円を引き出し横領した疑いが持たれています。高野容疑者は、調べに対し容疑を認め、「カネに困っていた」という趣旨の供述をしているということです。

高野容疑者は、神奈川県内の女性だけの狩猟団体の代表を務め、農林水産省の動画でも紹介されていました。南足柄市によりますと、高野容疑者の団体は国の補助金も得て、去年6月、狩猟したジビエの加工施設を市内にオープンしましたが、直後に高野容疑者の行方がわからなくなり問題となっていました。

警察は、この施設をめぐる資金繰りの悪化が横領事件の背景にある可能性も視野に捜査しています。