西日本豪雨3年 いまだ続く“仮設生活”
死者・行方不明者300人以上を出した西日本豪雨から6日で3年です。甚大な被害が出た岡山県倉敷市真備町から中継です。
3年前に決壊した小田川の堤防に来ています。普段は水量も少なく穏やかな川なのですが、当時、あふれ出た泥水は街の3割に及び、51人が亡くなりました。
6日の追悼式には遺族など45人が参加し、復興への決意を新たにしていました。
遺族代表・松村好美さん「家族や周りの方々との強い絆をもって前に進んでいく事が復興につながり、がんばり屋だった母にも気持ちが届くのではないかと思います」
3年を過ぎた今でも真備町では641人が仮設住宅での生活を続けていて、倉敷市の伊東市長は今後の支援についてコメントしました。
倉敷市・伊東香織市長「これからは一人一人の復興の状況、地域の活動の状況に合わせた支援・見守り活動をみんなで行っていきたい」
一方、国が治水対策として進めている小田川の付け替え工事の進捗(しんちょく)率は48パーセントで2年半後に完成する見込みです。
街の復興も、治水対策も、未だ道半ばの倉敷市真備町からお伝えしました。