世界の“テロ情勢分析”報告書 公安調査庁
公安調査庁は9日、世界のテロ情勢を分析した報告書を公表しました。新型コロナウイルスの感染拡大による社会の不安定化に乗じて、テロ組織が勢力を拡大させるおそれがあるなどと指摘しています。
報告書では、新型コロナウイルスがテロ情勢に及ぼす影響については、「これまでのところ限定的」としつつも、「社会や経済の不安定な状況に乗じて、テロ組織が勢力を拡大させるおそれなどがある」と分析しています。このため、テロ組織の動向を長期的視点で注視していくことが重要としています。
また、インターネットを通じての若者のテロ組織への勧誘についても、ステイホームによって、これまで以上に周囲が気づきにくくなるおそれがあると指摘しています。