ミャンマー軍 民主派政府などテロ組織指定
クーデターで全権を掌握したミャンマー軍は、民主派勢力が発足させた独自の政府や防衛隊などをテロ組織に指定し、民主派への弾圧をさらに強めています。
ミャンマー軍がテロ組織に指定したのは、アウン・サン・スー・チー氏を支持する民主派勢力が発足させた「国民統一政府」や、市民を守る独自部隊「国民防衛隊」などです。
これはミャンマー軍が8日、国営テレビを通じて発表したもので、指定の理由について、これらの組織が不服従運動の参加者を扇動し、各地で爆発や放火、殺人などを引き起こしていると主張しました。
今回指定された組織に接触した人は、ジャーナリストも含め処罰の対象となります。
ミャンマー軍は弾圧をさらに強めることで、市民の間で広がる「国民統一政府」への支持を封じる狙いがあるものとみられます。