ミャンマー民主派、「国民統一政府」発足
クーデターが起きたミャンマーで、民主派勢力は16日、軍に対抗する「国民統一政府」を発足させたと発表しました。
国民統一政府の発足は、スー・チー氏が率いる政党などが結成した「連邦議会代表委員会」が発表したものです。
「国民統一政府」では、スー・チー氏がクーデター前と同じ国家顧問に就くほか、少数民族出身者や不服従運動を主導する医師なども閣僚メンバーに起用されています。
「国民統一政府」は国民の総力を結集させた形で、「真の合法的な政府として世界中の政府や国際機関から承認と支援を求めていく」としています。国際社会の今後の対応が焦点となります。
一方、タイメディアなどによりますと、ASEAN(=東南アジア諸国連合)は、ミャンマー情勢を話し合う首脳会議を今月24日に開催する方向で調整しています。内政不干渉を原則に掲げるASEANが、事態の打開に向けた具体策をまとめられるか注目されます。