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【天気】大気不安定 急な激しい雷雨に注意

2021年7月12日 19:17
【天気】大気不安定 急な激しい雷雨に注意

◎12日(月)

【全国の天気】
梅雨前線は山陰の沖合から関東付近に停滞。日本列島には暖かく湿った空気が流れ込む一方、上空にはこの時期としては強い寒気が居座り、大気の状態が非常に不安定となっています。

12日(月)もあちらこちらで、猛烈な雨や非常に激しい雨が降りました。島根県で「記録的短時間大雨情報」が発表になり、自治体から「緊急安全確保」の発令された所もありました。東海や関東、東北も記録的な雨が降り、土砂災害警戒情報が発表になった所もありました。

■記録的短時間大雨情報
島根県雲南市付近で、午前10時までの1時間に約100ミリ

■1時間雨量(日最大値) 
津市笠取山(三重)86.5ミリ(史上1位)
境港   (鳥取)80.5ミリ(史上1位)
大子   (茨城)72.0ミリ
飯南町赤名(島根)71.5ミリ(史上1位)
雲南市掛合(島根)69.0ミリ(史上1位)
松江   (島根)60.0ミリ
秋田   (秋田)60.0ミリ(史上1位)

【関東の天気】
昼間は晴れ間があり、各地で厳しい暑さとなりました。千葉県市原市牛久では最高気温が35.0度と、関東地方で今年初めてとなる猛暑日となりました。東京都心も3日連続で真夏日となっています。

一方、大気は引き続き不安定で、昼頃から山沿いで積乱雲が発達。茨城県の大子町では1時間70ミリ以上の非常に激しい雨が降り、土砂災害警戒情報が発表されました。東京都心では11日ような激しい雷雨とはならなかったものの、一時的に、にわか雨がありました。

◎13日(火)

【全国の天気】
上空の寒気が居座っているうえ、梅雨前線が日本海から本州を通って日本の東へ伸びているため、暖かく湿った空気が引き続き、流入します。日中の昇温も加わって、東北から西日本では13日(火)も大気の状態が非常に不安定です。天気が急変しやすく、急な激しい雨やカミナリ、突風などに注意が必要です。

■夕方までに予想される雨量
関東甲信    120ミリ
中国、東北   100ミリ
四国、東海、北陸 80ミリ

■予想最低気温
札幌  20度(真夏並み、前日と同じ)
仙台  21度(7月下旬、前日と同じ)
東京  22度(7月中旬、前日より1度高い)
名古屋 24度(7月下旬、前日と同じ)
大阪  25度(7月中旬、前日と同じ)
福岡  26度(8月上旬、前日と同じ)
那覇  27度(7月中旬、前日より1度低い)

■予想最高気温
札幌  27度(7月下旬、前日と同じ)
仙台  25度(7月上旬、前日より3度低い)
東京  29度(7月上旬、前日より3度低い)
名古屋 33度(7月下旬、前日より2度高い)
大阪  32度(7月中旬、前日と同じ)
福岡  33度(8月上旬、前日より1度低い)
那覇  32度(7月中旬、前日より1度低い)

【関東の天気】
大気の不安定な状態が続き、13日(火)も天気が変わりやすい見込みです。13日(火)の夕方にかけて予想される雨量は北部で120ミリ、南部で100ミリ。雨が降り続くことはありませんが、局地的に雲が発達するため、激しい雨となる所もあるでしょう。

最高気温は12日(月)ほどは上がりません。東からの海風が吹くため、30度を下回る所が多くなりそうです。東京は4日ぶりに30度を下回る予想です。

■予想最低気温
東京 22度(7月中旬、前日より1度高い)
水戸 22度(7月下旬、前日より2度高い)
前橋 22度(7月中旬、前日より1度高い)
熊谷 22度(7月中旬、前日より2度高い)
千葉 23度(7月中旬、前日と同じ)

■予想最高気温
東京 29度(7月上旬、前日より3度低い)
水戸 27度(7月上旬、前日より4度低い)
前橋 29度(7月上旬、前日より3度低い)
熊谷 30度(7月上旬、前日より3度低い)
千葉 28度(7月上旬、前日より2度低い)

【週間予報】
上空の寒気の影響がまだしばらく残りますが、徐々に太平洋高気圧が勢力を強める予想です。週半ば以降は晴れて、天気が安定してくるため、梅雨明けが近いでしょう。夏らしさがやってきそうです。ただ、梅雨明け直後は、暑さに体が慣れていないため、とくに熱中症に注意が必要です。