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海外選手ら約400人日本へ“無観客”には

2021年7月13日 2:59
海外選手ら約400人日本へ“無観客”には

12日、一日で、およそ400人の海外選手らが日本へやってきました。東京オリンピックの開幕が23日に迫る中、選手たちから聞こえてきたのは…。

    ◇◇◇

12日、選手村の前にある海で行われたのは─。

「こちら海上保安庁です。オリンピックの警備中です。オリンピックの警備中です。止まってください」

海上保安庁によるテロ対策の訓練です。

23日の東京オリンピック開幕が迫る中、空港には多くの外国人選手の姿が見えました。この1週間で、外国選手団およそ2200人が日本に来る予定だといいます。

zeroが取材したのは、12日、来日したばかりのホッケー男子アルゼンチン代表のニコラス・ケーナン選手(24)です。

ホッケー男子アルゼンチン代表のニコラス・ケーナン選手(24)
「(Q日本は初めて?)初めてです」
「(Q日本食は食べたことありますか?)スシ?週に一度は寿司を食べます。日本では食べたことないけど」
「(Qわさびは大丈夫?)わさびはダメ」

ニコラス選手は、オリンピックを楽しみにしてきたといいます。

ホッケー男子アルゼンチン代表のニコラス・ケーナン選手(24)
「(Q無観客のことについてはどう思う?)本当に残念です。観客は試合に大いに影響を与えます。この日までにいろいろ犠牲にして、親戚にも友達にも会わず、パーティーなど同じ年代の人の遊びもせず、ひたすら練習に励んできたので。(家族からは)思いっきり楽しんで来てと言われました」

    ◇◇◇

観客については、1都3県、北海道、福島が昼夜問わず無観客での開催を決定しました。

また、茨城県は事前に招待された児童生徒のみとなり、宮城、静岡では収容人数の50%以内、1万人以下の制限付きで観客を入れるとしていますが、宮城県では、地元医師会などが、県に対し無観客への変更を要請したといいます。

都市ボランティアに参加している篠田亜紀子さんは、無観客という決定に無念さをにじませていました。海外アスリートをもてなすため、参加国などの国歌を歌うボランティアに参加するなど、オリンピックを心待ちにしていましたが…。

12日、見せてくれたのは、「都市ボランティア活動の中止について」の案内メッセージの画面です。無観客での開催が決まったことで都市ボランティアも中止になってしまったといいます。

都市ボランティアの篠田亜紀子さん
「やはりなっていうところではありましたね」

先週届いたばかりだというボランティアのグッズもむなしく─。

都市ボランティアの篠田亜紀子さん
「活動しないで終わってしまうのは、もったいないですね。(パラリンピックまでに)何かしら感染対策をして、パラはなるべく無観客でない形で開催してもらえたら」

    ◇◇◇

一方、最新の世論調査では、東京オリンピックについて、「中止する」が41%、「無観客で行う」が40%、「少しでも観客をいれる」が17%という結果になりました。

また、菅内閣の支持率について、「支持しない」と答えた人が53%と政権発足以来最も高い数字となり、ワクチン接種をめぐる政府の対応については、「評価しない」が59%と「評価する」の36%を大幅に上回りました。

(*7月13日放送)

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